妖艶でダークな美しさのコラボ第3弾
ナムルック・シュルツェの3作目。
本作からパート分けされて、パート毎の曲想の相違が際立っている。
やはり前半が良いです。 元ネタは「Atom Heart Mother(原子心母)」。
Part1は単音ドローンに唸るシンセ。
基本的には「ゴォーッ」だが、囁くような効果音が味わいを添える。Mirage / Velvet Voyage にも通じるコズミック・サウンドを堪能できる。多少現代的な感じはするが、鬼気迫るような緊張感は、なかなかのものです。
Part2に入ると、荘厳なシュルツェ節ストリング・シンセが加わる。コズミック・サウンドとシュルツェ節の競演は、いつ聴いても格好良いですね。
Part3は軽快な電子音ビート。ほとんどメロディらしいものはなく、Namlookっぽいパート。
そしてPart4では、シュルツェ節が大々的に炸裂。でも、かなりポップだな。Wish You Were Thereでも同様の展開があったが、それほど緊張感は感じられない。
Part5はボコーダー・チャットに続いてストリング・シンセ隊。
Part6は導入部の再現っぽいけど、割りにあっさり終わります。
http://purplefinale.e-whs.tk/compblue/Artists/Peter/tdsotm01.htm
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Posted at 2012-08-24