いろんな展開が満載の一枚
Sven VäthのHarthouseレーベルで「Spicelab」名義でトランスをリリースしていたOliver Liebの初アンビエント作品。
Recycle Or Dieのアンビエント作品群、RODシリーズの第3弾。
翌年にはナムルックのFAXからDr. Atmoと組んだ「Music To Films」をリリースしているように、本アルバムもいかにもフランクフルト・チルアウトな感じがたっぷり。
#1は本アルバム中一番メロディアス。少し寂しげに淡々と流れていくが、途中からノンビートながら小刻みでリズミカルな展開に。
#2は終盤以外はほとんどメロディーらしきものはなく、怪しげな雰囲気。シンセの音を尺八とかに置き換えると日本の幽霊のテーマみたいになりそう。何かがゆっくり歩いて迫ってくるような低音のリズムがさらにおどろおどろしい雰囲気を盛り上げ、最後は清らかに終わる。個人的には気に入っている。
#3はダークアンビエントな導入から明るい展開〜トライバルなリズム〜シンセが流れ〜うねり〜電子音が飛びまくり〜目くるめく矢継ぎ早に変化していく。短い間に詰め込みまくり。
#4いろいろな電子音が鳴りながらゆったりとしたシンセが流れていく。低音のシンセが気持ちいい。
Recycle Or Die - Releases
ROD 001 Dominic Woosey/Straylight(1992)
ROD 002 Hildenbeutel/Looking Beyond(1993)
ROD 003 O. Lieb/Constellation(1993)
ROD 004 Baked Beans/Baked Beans(1993)
ROD 005 Stevie Be Zet/Archaic Modulation(1993)
ROD 006 #9 Dream/Rhythm And Irrelevance (1994)
ROD 007 Baked Beans/Bean Me Up, Scotty!(1995)
ROD 008 Solitaire/Fearless(1995)
ROD 009 G. Tollmann / R. Hildenbeutel/Tollmannhildenbeutel(1996)
ROD 010 MIR/Welcome Spacebrothers(1996)
Posted at 2012-11-27