ゆったりと夢心地な一枚
Recycle Or Dieのアンビエント作品群、RODシリーズの第6弾。
本シリーズのBaked Beansにも参加しているHelmut Zerlettと画家、写真家でもあるWalter Dahnによるデュオ。
全体的にテンポがゆるめで夢心地。ダークな曲調にも厳かな感じが漂う。
#1のニューエイジ調のイントロに続きゆったりとしたリズム上を暗めのストリングスシンセが流れる#2。
#3はブレイクビーツに乗せてよせては返すようなアブストラクトなシンセの中、単調なピアノの旋律がきらびやかに鳴り響く特徴的な曲。なかなかいい。
#4は不穏な雰囲気の中、淡々と流れていく曲調が、どこかのドラマのBGMで使われていそう。
#5のインタールードを挟んで怪しげでダークな雰囲気で始まる#6へ。
ピアノが鳴らされると不思議な雰囲気の何とも言えない魅力的な音空間が拡がるが(このアルバム中一番好きな部分)、ビートが入り一気に安っぽい展開に…(このアルバム中一番嫌いな部分)。
#7はいかにもRecycle Or Dieシリーズっぽい曲だが、くらべるとかなり落ち着いた感じ。
とてもくつろげるいい曲。
最後は無機質な持続音で終了。
個人的には#6がかなり大好物なんだけどビート部分がなぁ…
Recycle Or Die - Releases
ROD 001 Dominic Woosey/Straylight(1992)
ROD 002 Hildenbeutel/Looking Beyond(1993)
ROD 003 O. Lieb/Constellation(1993)
ROD 004 Baked Beans/Baked Beans(1993)
ROD 005 Stevie Be Zet/Archaic Modulation(1993)
ROD 006 #9 Dream/Rhythm And Irrelevance (1994)
ROD 007 Baked Beans/Bean Me Up, Scotty!(1995)
ROD 008 Solitaire/Fearless(1995)
ROD 009 G. Tollmann / R. Hildenbeutel/Tollmannhildenbeutel(1996)
ROD 010 MIR/Welcome Spacebrothers(1996)
Posted at 2012-11-28