Hia | Biosphere – Polar Sequences

Beyond 1996

1. Cimmerian Shaft(13:16)
2. Snapshot Survey(8:22)
3. White Lightning(10:12)
4. Countdown To Darkness(6:21)
5. Corona(9:56)
6. Meltwater(9:19)

Label: Beyond – RBADCD17, Beyond – rbadcd17
Format: CD, Album, Special Edition
Country: UK
Released: Aug 19, 1996
Genre: Electronic
Style: Ambient

極北の美しいサウンドスケープドキュメント

ノルウェーのアンビエント・ミュージシャン、「Biosphere」ことGeir Jenssenと、UKのエレクトロニックミュージック・プロジェクト「The Higher Intelligence Agency」ことBobby Birdのコラボレーションライブ作品。
毎年開催されるPolar Music Festivalの一環として両者がタッグを組み、Geir Jenssenの住むノルウェーののトロムソにある山の上でのライブを録音したもの。
観客はケーブルカーで山小屋まで行き、参加したそうです。
ライブはケーブルリフトの機械音、雪、氷など、地元の音をフィールドレコーディングし、その音素材を使って行うというもので、この盤はその記録。
フィールドレコーディングされた音源を使ったライブということで、環境音で構成されたサウンドスケープ的な作品を想像してしまいますが、予想に反して、しっかり電子音楽してます。
機械的な雑音が立派なインダストリアル・ダブのようになってたり、雪や氷を感じさせる音のそれぞれが、ドリーミーで荘厳なトリップの情景に誘います。
Geir Jenssenのフィールドレコーディングの使い方にはいつも感心してしまいますが、このアルバムはその後の彼の作品(「Substrata 1997年」など)を聴くにつれ、その方向性を決めたであろう重要な試金石になっている気がします。

以下、アルバムライナーより(翻訳)

1995年10月、北ノルウェーのトロムソでのライヴ録音。
(Geir Jenssen出演、R&S Records提供)
「北緯70度、北極圏のトロムソは、オーロラが最も活発な地帯の真ん中にあります。夏場は白夜の国。冬は真っ暗闇。
1995年10月、毎年開催されるPolar Music Festivalの一環として、BiosphereのGeir JenssenとThe Higher Intelligence AgencyのBobby Birdは、Nor ConcertsからGeirの故郷であるノルウェーのTromsøで行われる音楽プロジェクトに協力するように依頼された。地元のケーブルリフトの機械音、雪、氷など、その土地から得た音を音楽の基礎として、3つのコンサートを行うというものだった。
この録音は、トロムソの山の上で行われたもので、ケーブルカーで行ける山小屋で、観客が順番に山を登っていくものです」。

Discogs

Posted at 2022-03-14

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