美しい歌声が響き合う極上アンビエント
Labradfordのヴォーカル、ギタリストであるMark Nelsonのソロ2作目。
ダビーなリズムにのせて清涼な音がミニマルに流れ続ける優良アンビエント作品。
本家Labradfordで聴かれるような暗さや寂しげな感じはなく、むしろ柔らかく涼しい風に吹かれ続けてるような心地よさで夏にいいかも。
深いリヴァーヴがかかったRhodesのエレピの浮遊感ある音に乗せて、ノイズや色々な音、ゲストミュージシャンによるヴォーカルやコルネットが効果的に組み込まれる。
ミニマルな展開にノイジーな音やギターが絡む渋い#1。
同じような展開で女性ヴォーカルによる心地よいフレーズが繰り返される#2。
#1も#2もメロディ感とミニマルさかげんの絶妙なブレンド感がたまらない。
本アルバムでは特に#3〜#5のアブストラクトな曲はすばらしく、Basic Channel傘下のChain Reactionあたりから出ていても違和感ない曲調で、Basic Channelほどストイックではないにせよ、その音響にほんの少しだけ音楽っぽさを足したような感じ。
#6は一番Labradfordっぽいかな。
う〜む、しかし#3はコルセットがなかったらPorter Ricksだな…
Posted at 2013-01-17