牧歌的な生音系のエレクトロニカ
Harald Sack Zieglerと、Frank Schültge Blummによるユニット。
アコースティックな楽器の響きが心地よい生音系のエレクトロニカ。
冒頭からからいきなりムビラの演奏が心地よく流れ、ほのぼのとした穏やかなアンビエンスに包まれる。
暖かい秋の日だまりのような気持ちよさ。
Mouth on Marsの作品にも参加したというSackのフレンチ・ホルンも野原で鳴っているように爽やかに響く。
生楽器が主体だが、アルバム全体に漂う牧歌的な雰囲気にはエレクトロニクスが一役も二役も買っている。
2人による無邪気な音使いはポップで楽しげで時に切なく、それでいて決して押しつけがましくなく室内の空気に自然に溶け込んでしまう。
聴くにも聴き流すにも心地よい、老若男女に幅広くおすすめ。
discogs
sackundblumm.de
tomlab
Posted at 2013-03-21