儚くも優しい音が揺らめく60分
2003年のジョン・ヒュダック自身によるCD-Rリリースを翌年Spekkがリイシュー。
かのStepan Mathieuによるマスタリングが施され、Spekkらしい美しいジャケットを身にまとって蘇った。
フワフワとした柔らかい、儚くも優しい音が60分にわたって延々と続く。
ろうそくの炎のような揺らめきをもった音響はいつしか周囲の環境の一部となって、リスナーを優しく包んでくれる。
ミニマルでストイックだが、飽きることのない有機的な響きがあり、William Basinskiの「Watermusic」にも似た心地よいアンビエンスに包まれる。
ベッドルームでの自分の話し声を録音・加工して制作としたという本人による制作についてのテキストがSpekkサイトに掲載されているので参考下さい。
spekk.net
discogs
spekk.net
johnhudak.net
Posted at 2012-12-06