音の粒々が妙に気持ちいいエレクトロサウンド
東京の細野晴臣、フランクフルトのアトム・ハート、ニューヨークのテツ・イノウエと三大都市を結ぶ新テクノ・ユニット。
それぞれの頭文字をとってHAT。91年の忌野清志郎・坂本冬実とのユニット「HIS」とは全然違うのであしからず。
細野晴臣がRather Interestingレーベル主宰のアトム・ハート、ナムルックとの数々の共演でも有名なテツ・イノウエと組んで作り上げた極上エレクトロ。
1996年にドイツRather Interestingより1,000枚リリースの限定盤。
他にDaisyworld Discsよりジャケットデザインを変えた日本盤もあり、こっちの方がデザインはかっこいい気がします。
内容はピョ〜ン、チャカチャカ、ピコピコ…音の粒々が妙に気持ちいいエレクトロサウンド。
「Funk Coaster」のようなFunkな曲から5のようなアンビエントよりな曲まで幅の広いところを聴かせてくれます。
基本的にはビートの効いた小気味の良いエレクトリックサウンドで、壮大とかスペイシーとかっていうよりもコンパクトでかわいらしい感じ。
チャキチャキの打ち込み系サウンドだけど、BGMとして気持ちよく聴けるのは抑制がきいていて作品としてまとまりがあるから?。
1998年には2作目「DSP-Holiday」もリリース。こちらの方がもっとくだけていて南国的で陽気な感じ。
Posted at 2012-08-24