柔らかい光の移ろいを感じる心地よさ
寄せては返す波のようにさわやかな音の揺らめきが心地よい。
スクラッチノイズが軽いスパイスのように効果的に使われていて、バックに流れるアトモスフィックな音をさらに気持ちよく引き立てている。
その中を小気味よいキラキラしたピアノの小高い音が踊り、曲によっては控えめなリズムがそれに寄り添う形で流れていく。
ジャケットのデザインからして柔らかな光の移ろいを連想してしまうようなアルバムだけど、ずっと聞き流していると、浅瀬の海でぷかぷかと浮かんでうつらうつらしているような気分にもなってくる。
気だるい午後に昼寝がてら聴くのにすごく合う。
Posted at 2012-08-24